生前建墓なセックスフレンド

「正月に実家に帰ったら、墓を建てたからこいといきなり言われ、初詣を兼ねて出かけることになった。驚いたけれど安心する気持ちも強かった」(主婦・30歳)という話でもわかるように、最近の建墓は70%以上が生前に行われている。「退職金は墓地購入にあてる」(エンジニア・61歳)という親もいるくらいだ。生きているうちに墓を建てると、長寿が約束され縁起がいいともいう。

 しかし東京などの都市部では墓地の需要に対して供給が追いつかず、希望に合う墓地を見つけるのはかなりきびしい。値段が手頃な公営霊園は異常な高倍率で、比較的空いているのは「遠くて高い」ところばかり。そもそも墓作りには葬儀ほど決まったやり方がないので、必然的に土地要らずの墓が脚光をあびてくるわけだ。

 俗にマンション墓、ロッカー墓といわれる納骨式の墓は、まさにこれ。公営施設は集合方式のドーム型、寺院だと室内にずらっと並ぶ仏壇に納骨する。交通の便がよくて天候に関係なくお墓参りできるが、ちょっと息苦しい気も。人口の多い都市部ならではのスタイルだろう。
 跡継ぎのいない夫婦や夫の墓に入りたくない妻などに人気があるのが合祀墓や共同墓。グループをつくって死後一緒に入ろうという場合などにも最適だ。寺や霊園に永代供養料(50万〜100万円)を払えば、お彼岸の供養や年忌法要を行ってくれる。

 献体も希望によっては大学の墓地か納骨堂に納めることもでき、各大学で毎年1回慰霊祭を行って供養してくれる。あらかじめ大学の医学部に献体登録しておき、家族の同意を得ておけばお通夜や葬式をすませた後で大学へ運ばれ、1年後に火葬されて遺骨が帰ってくる。実習生に対して献体数が足りないので、「燃やす前に使えるものなら社会に役立ててほしい」という意識がある親には、家族も理解を示してあげたい。

 もっと省スペースなのは散骨だ。海外ではめずらしくないが、最近日本でも、節度を持って行うなら遺骨遺棄罪にはあたらないという公式見解がだされており、「骨は墓に入れずに、適当に散骨してほしい」(会社員・60歳)というように、散骨希望者は年々増えている。
「人並みの墓はほしいが、何か一工夫を」という人には自由なデザインのオリジナル墓がある。単なる「○○家之墓」ではなく、個性を生かして将棋の駒や徳利など、好きなものをモチーフにして言葉を刻む。「やれやれ、やっと休めるわいな」なんてのもOK。平均購入価格は土地代を入れて300万円前後で、一般墓とたいして差はない。

 結婚式のように、両家の家名をひとつの墓石に列記した両家墓も全国に広がりつつある。少子化で墓の守り手が減りつつある現在、無縁墓になるより、夫婦の先祖をまとめて弔うほうがいいという合理的な人のニーズに応えた墓だ。夫婦別姓の時代に呼応しているようでもあり、両家の家名を守るためという家意識が増加を後押ししているようでもある。

本日 : 1 人
昨日 : 2 人
Total : 149 人

[管理人ログイン]

無料アプリ | プロフィール作成 | 占い | メル友 | 出会い

携帯無料ホームページSpare
カラフルな携帯無料ホームページPecoMoco